DMRは業務用無線機デジタル移行のグローバルスタンダード

  2018年1月の現在、日本国内でDMR無線機をデジタル方式で導入する場合、上りと下りのペア周波数の新波取得が必要となります。(DMRはアナログ・デジタル デュアル方式であるため、アナログ無線機としての導入ももちろん可能です)*1このペア周波数で免許を取得した場合、リピータ(中継機能付き基地局)を使用したRMO(repeater mode)リピータモードで通信をすることが可能です。リピータを導入することで無線機同士では通信ができない不感エリアを有する施設において、通信エリアの倍増、不感エリアの解消が期待できます*2
 しかしながら、一般業務用無線機ユーザに割り当てられたDMR用のデジタル波は400MHz帯の5ペアのみ*2です。すでに、このペア周波数を使用したユーザは石油精製施設、油槽所、化学工場、石油備蓄基地、LNG基地、火力発電所、レジャー施設、大型ホテルなど日本全国に多数存在しておりますが、特に関東圏内においては、取得希望ユーザが多いことから5ペアしかないこの電波が逼迫している状態です。電波の性質上、同じ周波数の電波を隣接地で使用すると抑圧され通信に支障をきたします。ゆえに、同じ周波数ペアを隣接地で使用することは不可能であり、5ペアの周波数を使用できるユーザは限られ、早期申請者優先というのが現状です。
  また、アナログ方式で運用中の一般業務用無線機ユーザの中には、アナログ(12.5khz)1チャンネルの運用効率を2倍以上にできることから、現在使用中の電波はそのままに、デジタルDMR方式への移行を希望するユーザが多数おられます。しかし、免許方針がないため1波ではアナログ運用しか認められておりません。
 ヨーロッパをはじめ諸外国では、DMR方式はデジタル移行の最適な手段として業務用無線ユーザーに選ばれ、その製品群は支持されています。

 日本国内でもDMR方式などのグローバルスタンダード製品が希望に応じて簡単にすぐに使えるようになることが、業務の効率化と限られた資源である周波数の有効利用につながります。

*1
アナログ・デジタル デュアル方式であるため、現在運用中のアナログ無線機と互換性が
ありますのでアナログ無線機として増設の導入が可能です。
HyteraのDMR無線機は、デジタルライセンスが標準装備されておりますので
将来のデジタル移行時には追加投資の必要がありません。
*2
 総務省は平成21年9月に訓令第44号により、UHF帯でのTDMA 
2多重方式の狭帯域デジタル無線システム用(占有帯域幅11.5KHz)として5ペア
の周波数割り当てを発表しました。
 これによりDMRデジタル方式4値FSK変調方式でリピータ(中継機能付き基地局)
を使用した各地方総合通信局での免許が可能となりました。
*平成29年4月に350MHz帯の地域振興デジタル新波(DMR対応)も割り当て

 HyteraのDMR無線機のデジタル通信方式にはDMO(Direct mode)ダイレクトモード、RMO(repeater mode)リピータモードの二つがあります。

●DMO(Direct mode)ダイレクトモード
無線機同士の直接通信を意味します。
周波数は同一周波数を使用します。
●RMO(repeater mode)リピータモード
リピータ(中継機能付き基地局)を介した通信を意味します。
周波数は、上り下りは異なる周波数を使用します。
リピータを導入することで無線機同士では通信ができない不感エリアを有する施設において、通信エリアの倍増、不感エリアの解消を可能とします。

Hytera DMRサンプル機多数取り揃えております。

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