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劉震 株式会社総合トレーディングジャパン代表取締役社長に聞く

導入実績糧にHyteraブランド力向上を

(2016/01/01)

 Hytera Communications Corporation Limited(Hytera)社のデジタル製品輸入元である株式会社総合トレーディングジャパン(GTJ、本社・東京都千代田区、劉震代表取締役社長)は、中国を含む世界標準に準拠したHyteraデジタル製品の日本国内標準化活動と周知を、Hytera社より全権委託されており、各関連省庁と認可に向けた活動を行っている。その1つの規格がDMR(Digital Mobile Radio)方式。これはETSI(欧州電気通信標準化協会)によって、Professional Mobile Radio(PMR)ユーザー向けに開発されたデジタル移行用無線の標準規格。Hytera社日本国内業務委託窓口として株式会社総合トレーディングジャパンは昨年2月、Hytera社製DMRデジタル・アナログ/デュアル方式携帯無線機「PD668UHF」のデジアナ複合同番工事設計認証を取得した。同製品は、超小型・軽量ボディをメタルフレームで包み込み、防塵防水性能もIP67に適合、いかなるビジネスシーンにおいても、確実な通信が確保できる最強携帯無線機。株式会社総合トレーディングジャパンでは、複合同番認証取得に伴い、全国のビジネスパートナーを通じて、積極的に同製品の周知展開を行っている。そして、このほど株式会社総合トレーディングジャパンは、Hytera社のデジタル管理指令システム「Hytera Smart Dispatch、中継機能付基地局無線装置(RD628)を国内の大規模製造施設や火力発電所に納入した。株式会社総合トレーディングジャパンの劉震代表取締役社長は「電波タイムズ」のインタビューに応じて、今年の抱負や導入された機器・システムの特長を話した。

 

——今年の抱負をお聞かせください

「私どもは、全国販売取扱店によるHytera製プロフェッショナル無線製品の販売を行っています。加えてHyteraデジタル製品の国内標準化活動で、各関連省庁と認可に向けた活動を行っています。その中で昨年は、大規模製造施設などにおいて、Hytera製デジタルシステムの国内における導入実績ができました。今年は実績を追い風に、さらに免許基準策定などに向けた活動を行うとともに、より良い無線システムを求められている日本のお客様に向けて、Hytera製品の周知と営業活動を促進していきます。特に私どもの製品は、専用性が高く、運送業や電力、警備業などプロフェッショナル・ユーザーの方に最適なシステムです。昨年末、中国に赴いてHytera社の幹部と日本での今後の事業戦略、ブランドイメージの確立などを協議しましたが、やはり実績が次々と出てこないと話にならないので、今年も引き続き、無線システムが必要な日本のお客様により良いものを的確にご提供していき、実績の拡大に努めてまいります。そのためには、お客様へのキャラバン活動や展示会に出展することで、より多くの方々に私どもの無線システムを試していただくことが重要だと考えています」

 

 

プロユーザーへデジタル管理指令システムなど展開

 Hytera社のデジタル管理指令システム

「Hytera Smart Dispatch System」

 Hytera社のデジタル管理指令システム「Hytera Smart Dispatch System」は、秘匿性が高く、テーラーメイド通信ネットワークで、他に類を見ない特別な指令センター構築を実現させる。豊富な音声通信機能や動態管理(GIS)機能を搭載。多くのプロフェッショナル・ユーザー(運送業、民間企業、電力、警備業など)からの要望に対して、共通アプリケーションによる様々な機能を有した統合システムとなっている。同システムは、Hyteraデジタル・プラットフォーム・コンプライアンスに基づいて開発されたもので、効率的な通信による管理機能を、プロフェッショナル・ユーザーに提供する。

>管理指令アプリケーション(スマート・ディスパッチシステム)DS-6500

 

豊富な音声通信機能

▽コンピュータコンソールを介した通信

▽全ての通信方式可能:個別、グループ、一斉など

▽遠隔モニター

▽内線電話接続

▽周辺機器接続

▽外部電話接続

▽通話記録(通話時間、発呼者、応答者、通話種別)

▽無線機を機能停止・復帰させる事が可能

動態管理(GIS)機能

▽基地局からの移動局位置管理

▽定期チェックの間隔設定は自由に変更可能

▽無線機の状態をカラーアイコンで表示(電源オンオフ、圏内・圏外、非常通報)

▽無線機種別等、様々な表示設定可能(車載・携帯、氏名、その他)

▽GPS専用チャンネルの設定

▽マップによる可視化された移動局状態管理

▽クリアなマップ画面でルート管理

▽ルート過去軌道チェック

▽様々なマッピング・エンジンに対応(グーグルマップ〈オンライン〉・要インターネット環境、マップインフォ〈オフライン〉)

 

——「Hytera Smart Dispatch System」を大規模製造施設が導入したということですが、どの点が評価されたのですか

「無線機はこれまで、音声だけのコミュニケーションツールでした。『Hytera Smart Dispatch System』は、デジタル方式の特徴を活かしたアプリケーション活用、デジタル技術による機能を最大限に活用し、職員の皆様の安全管理や労務管理が、手を煩わすことなく容易に徹底出来る事がポイントです。ICTの時代に入って、単に音声をやりとりするだけではないアプリを活用した先進の基地局管理指令システムが業務用無線の世界にも登場しました。

 

例えば、無線管理者は無線機の前に1日中いるわけにはいきませんが、通話記録機能によって重要事項の聞き逃しを防ぐとともに、通話記録をいつでも再生できエクスポートしてエクセルベースに落とし込むことができます。重要通信を聞き漏らしたりパニック時に何を話したかわからなくなってしまったなど、履歴を残すことで、業務の再確認に非常に役に立つのです。通話記録を日付で選んで再度聞いて確認できます。個別呼び出しなのかグループなのか一斉なのか全て画面に表示されます。音声のやりとりは通信開始から回線が落ちるまで双方の音声が連続して録音されます。センターの管理者からグループメッセージを送りましたなど細かい履歴も保存されます。

なお、グループを作るのも約16万2000通りまで可能です。これらすべての通信データはハードディスクに保存されます。私どもの計算ではお客様が1日8時間使用されて3年間分録音可能です。各種履歴を残すことができるという点では、業務日報の作成や関係機関への各種報告書の作成にも大変役立つとお聞きしています」

 

「また、GPS動態管理機能では、画面上で相手の端末のGPS情報をキャッチすると画面上のマップでリアルタイムに位置情報が表示されます。位置情報を使った様々な機能を搭載し、例えばマウスを使ってマップにいる人物への呼び出しもできます。ショートメッセージなども可能です。地図情報はメーカーライセンスの業務用のグーグルマップを使います。メーカーがグーグルと契約しているのでお客様はインターネット環境さえあれば地図情報ソフト購入の必要はありません。GPSで移動したルートが履歴として残るので、例えばプラントで何月何日何時何分にどの場所にいた。さらにこの時、誰から誰に対してどのような通話をしたということが履歴として残ります。デジタル管理指令システムにおいて、GPSで現在位置がわかるので、例えば大規模製造施設のある部署で一人作業に従事している際、万が一、事故が発生した場合にその人がどこにいるのかわかるわけです。何か起こってその人が倒れた場合、持っていた無線機が倒れたことを傾斜センサーにて感知して、緊急信号を自動発報します。センターの地図画面にはアラートが出ます。一方、工場内では立ち入り禁止エリアもありますが、作業員がちゃんと決められた安全地域に所在しているかでなども確認できます。画面上のマップに自由にゾーン設定ができ、危険地域に近づくと、システムがアラートメールを送信し、危険地域に近づいている事を警告する。『あなたはここに入ってはいけません』と。逆に安全地域から逸脱しそうになった場合、同様にアラートメールにより警告、『そこから出てはいけません』と通知します。このように顧客ニーズに即した設定が行えます。

 

こういったデータもすべて残って、業務日誌として保存できます。これまで様々な機能を紹介しましたが、従来の無線機システムと違って、私どものシステムは、いわばスマートフォンの様々なアプリ機能が1回のシステム導入で実現するのです。

 

音声だけの通信ツールではなくデータ通信としてのツールを備えたことで、電波の有効利用にもつながっていると自負しています。また、スマートフォンと違って業務用集中管理機能を備えているのです。ある企業の本社から支社へインターネット回線があればこのシステムの同じ画面を見ることができ、専用のIP回線を使って双方に同じシステムがあれば国内のみならず、全世界の本社から日本全国の支社に指令を出すことができる。これらはIP回線経由で行っていますので特に免許は必要ない。システム構築も簡単です。

 

同システムはDMR規格方式なので4値FSK時分割2多重であり、グループで同じ1波の同じ周波数で同時に2通話できます。そうすると2つのグループが同じ周波数で通話でき、従来のアナログ無線機ではAとBが通話しているときにほかの人は入れませんが、こちらはAとBが通話していても同時にさらにCとDの1通話が成り立ち、この点も周波数の有効利用につながっています。お客様は今まで1波のアナログの周波数で無線機を持っていて例えば上限は20台程度でそれ以上だともう使えなくなってしまっている。これをデジタルに置き換えることで同じ周波数で同じ1波が倍になるのです」

 

最新のIoTデジタル技術による豊富な付加機能

・ 動態管理機能(GPSユニット標準搭載)

GPSマッピング機能を利用し、移動局が定められたエリアから逸脱した場合アラームが鳴り、警告メッセージが送信されます。

 

・ ワンプッシュ緊急通報(上部専用ボタン搭載)

 

・ マンダウン転倒通知

無線機が設定時間以上倒れた状態を検知すると、異常事態とみなして大音量の警報音を発します。

同時に、管理センターに緊急信号を送信し、警告画面が映し出され、現在地も確認できます。

 

・ 1人作業管理機能ローンワーカー(定時連絡促し機能)

作業中もしくは巡回中の作業員が、無線機に設定したローンワーカーボタンを定期的に押す事によって、 管理センター側に、現地の作業員の無事を通知することができます。

 中継機能付基地局無線装置

(一般業務用デジタル・アナログデュアル方式リピータ)「RD628」

 

 

中継機能付基地局無線装置(一般業務用デジタル・アナログデュアル方式リピータ)「RD628」は、超小型・最軽量のスタイリッシュ・ボディに最大25Wの大出力基地局無線装置(中継機能付)を収納。ロケーションの良い場所に設置することで、通信エリアが飛躍的に拡張され、広範囲かつ確実で安定したリピータ(中継機能)運用が可能となる。このことにより、今まで携帯機間で不可能であった「遠距離ポイント同士での直接通信」を可能とした。アナログとデジタル通信の双方を併用したい場合、「RD628」はデュアル・モードとして機能し、デジタル・アナログ回線双方を自動探知し、リピートする(日本国内では認可未定)。

> D628 中継機能付基地局無線装置

主な特徴は

▽AC/DCデュアル電源対応

▽2タイムスロットDMRデジタル通信対応

▽安定した送信パワー1〜25W

▽デジタル/アナログモード自動切替

▽100%デューティサイクル

▽小型、軽量、スタイリッシュボディ

▽安定化電源内蔵。

 

——「RD628」が採用された理由をお聞かせください

「広大な敷地内で確実な携帯無線間通信が可能となり、これまで不可能であった部署間を超えたシームレスな一斉通信が実現できるという事です。2タイムスロットDMRデジタル通信対応で2通話同時に行えます。ただ、実際は交互に送信しているので電力の消費量が少なくて済む。この中継機能付き基地局装置を介して使われる当社のデジタル携帯無線機は普通のアナログの無線機よりも4割長持ちします。導入いただいた大規模製造施設では、従来使っていたアナログの無線機は朝、事務所から持ち出して使用していると夕方にはバッテリーが無くなってしまったそうですが、デジタル無線機は次の日の朝まで大丈夫なので予備バッテリーを持ち運ぶ必要がなくなったとお聞きしています。RD628筐体にはLAN接続端子が付いており、LANケーブル1本で遠隔操作できること。さらに壁掛け式の小さいボディで取り付け工事が容易なうえ、最大25ワットまで出力できるため、中継装置としての信頼性が高いことがご採用に至った主要因です。

 

——製造プラント以外にも引き合いがあると聞いています

「運送業をはじめ、警備業、特に現金輸送業務のところ。昨年は各地域でテロが発生しました。このシステムでは、例えば無線機を紛失してしまっても、センター操作で無線機操作を禁止できます。無線機を拾った悪意を持った人物は情報の傍受や通信の妨害ができない。こちらで解除しない限り無効です。引き合いでユニークなところでは位置情報機能をコンスタントに間隔を狭めて管理したいというニーズに応えた自動車のテストコースです。ゾーン分け機能もここで活用されると考えています」

 

——ITを使って従来の無線システムにない様々な機能が搭載されているのですね

「この『Hytera Smart Dispatch System』は、通信系ソフトウェアと管理系ソフトウェアが一体となったパッケージなのです。メーカー純正製品で、これを搭載した基地局管理指令装置(DS-6500)は、工場検査にて動作確認をすべて検証して出荷しています。この事により、これまで多くの労力をかける必要があったハードウェア/ソフトウェア間の調整作業も必要がなくなりました。『DS-6500』は日本の法体制上は基地局なのですが、災害が発生した際、小型・軽量なので持ち出すことができます。さらに消費電力が少ないので災害時に有効です。自動車に搭載すれば、電源をつないで使用できます。実際は陸上移動局の機能を持っているのです。警備会社での利用シーンでは、大きなスタジアムで大きなイベントがあった時の警備に最適です。スタジアムで新たにアンテナを建てたり、コストがかかる通信インフラ工事を行う必要がありません。標準ソフトを導入していただくことで、ほとんど十分なのですが、カスタマイズもお客様自身が簡単に行えるので、サードパーティーで新たな費用が発生することはありません。オプションではなく基本パッケージでこれだけの様々な機能が搭載されているのは同業他社にはないと思います」

 

https://www.hytera.jp/

(※1) ■DMR国際規格について

ETSI(欧州電気通信標準化協会)によって、Professional Mobile Radio(PMR)ユーザー向けに開発されたアナログ・デジタル/デュアル方式無線の国際標準規格です。

今までの一般業務用無線機と同様にアナログ運用が可能です。今後のデジタル移行を無理なく実現します。


https://www.hytera.jp/

先進の基地局管理指令システムHYTERAスマート・ディスパッチシステム


https://www.hytera.jp/

> RD628

デジタル・アナログ

/デュアル方式壁掛型 中継機能付基地局

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