2017年11月22日 深圳Hytera本社視察
わずか30年足らずで、人口が30万人から1400万人に増加するなど、急速に発展する深圳。1990年代から電子機器の生産拠点として栄えたこの街にHyteraコミュニケーションズも本社を構え、革新的ソリューションを次々に生み出している。日本国内でもよく知られるテンセントやDJI、ファーウェイ、ZTEなども本社を構え、ここ数年で「中国のシリコンバレー」と呼ばれるようになっている。Hyteraは業務用通信機におけるファーウェイと呼ばれる存在であり、技術者同士の交流も多い。
Hytera製品はハイテク都市深圳の警察、消防、いたるところで使用され、都市機能を支える存在になっている。街の成長と共にHyteraも飛躍的に業績を伸ばし1993 年設立から25年弱で時価総額600億円超えの企業へと成長した。
本稿では、成長を続けるHytera社と常設プレゼンテーションルームの製品群やハイテク都市深圳のフォトレポートをお届けする。
Hytera社屋
本社正面玄関より
受付、エントランスホール
2020年完成予定の新社屋Hyteraタワーの模型、深圳ベイエリア後海地区にて着工中
レセプションルーム
海外営業フロア
休憩室
製品プレゼンテーションルーム
会社紹介のほか、公安、消防、防爆エリア、鉄道、空港、など各ソリューション製品が展示
会社紹介ゾーン >視覚的に情報を伝えるインフォグラフィックス
ソリューション事例をシームレスに展示
表彰状など
新社屋Hyteraタワーのデザインプロセス
LTEソリューション
端末、基地局、指令センター、端末までのトータル提案
LTE+自営通信対応のマルチモード無線機
スマートオフォン用PTTアプリケーション
管理指令アプリケーション
LTE基地局
警察装備事例
リモート ビデオ スピーカ マイク(RVM)
ウェアラブルカメラとリモート スピーカ マイクの融合
LTE製品のプレゼンテーションをして頂いたスパイク氏は弱冠27歳
Hyteraには若く優秀な社員が働く
防爆製品ゾーン
PD798Ex
消防向けソリューション装備品
防爆型ヘッドホン
分かりやすいインフォグラフィックス
公安向けソリューション
深圳市警察がHytera製品を使用したことで、深圳は中国でのPDT規格のモデルケースの街となった。今年11月その実績が評価され、Hyteraが推進するPDT規格が中国公安標準規格として中国警察で採用された。今後、中国警察の無線システムのほぼ全てをHytera社が供給することになる。
警察車両
管理指令センター
マンパックモバイルソリューション
大容量ビデオデータ転送可能
モバイルビデオディスパッチシステム
米国ドラマ「ハウス・オブ・カーズ」(House of Cards)にも登場した
2輪車向けソリューション
ワイアレスPTTコンソール(Bluetooth接続)
鉄道向けソリューション
近年では香港の地下鉄にシステム採用された。
ヨーロッパをはじめ世界各国の鉄道に採用されている。
物流、倉庫向けソリューション


(RD628 中継機能付き基地局無線装置)
空港向けソリューション
指令管理アプリケーション
商業施設向けソリューション
小売店舗
ホテル
システム製品
TETRA製品
キャリング中継装置

カナダの子会社Norsatの衛星通信システム
深圳市内
深圳-香港間のイミグレーション<深圳湾口岸>
深圳-香港間のイミグレーション<深圳湾口岸>から。深圳市の後海地区の近代的ビル群が眺められる。Hyteraの新社屋Hyteraタワーも2020年竣工しランドマークの一つとして加わる。
シェアリングバイクMobike
スマートフォンのアプリで自転車の解鍵、決済可能。GPSが内蔵されており、どこに自転車があるかを地図で確認できる。街中のいたるところで黄色い自転車を見かけた。
海岸城エリア

海岸城エリア
wechatを運営するテンセント本社のビル
先日、時価総額がfacebookを超えたことが話題に
無人充電スタンド
街中ではBYDの電気自動車タクシーをよく見かけた。